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最近のエントリー

テーマ「服薬」

月ごとのテーマ、今月は「服薬」についてです!
いつから飲むか、とか、続けて飲んでいけるのか、とか不安は結構ありますよね?
今回はひろのぶさんの経験です。ご意見ご感想はいつものように掲示板で!!

1,服薬の決断
僕の場合、発病してしまっていたから服薬に対しての自身の決断はありませんでした。
何か原因のはっきりしない肺炎で1996年6月初旬に入院して、6月末にカリニ肺炎と病名が判り、7月はじめに抗体検査をして感染していると判明した時に「明日からこのAZTを服用してください。それとペンタミジンの吸引も始めます」とこんな感じ。
AZTの単剤投与で6時間毎の服用で夜早めに寝ていると薬の時間で起こされ、朝も叩き起こされ…。
ホントに強引に退院して、アメリカで認可された新しい薬を処方してもらうためにサンフランシスコの病院を受診した時はプロテアーゼ阻害剤はインディナビルの一種類しかなく、これも選択の余地無し。ただ、きちんと時間通り毎日飲める?とか副作用の詳細な説明があり、ある程度の心構えをする事が出来た。
その時にインディナビルの他にバイデックスも処方され、それプラス日本で服薬していたAZTの3剤のカクテルが9月1日(多分)からスタート。数日後に日本に帰国し入院していた病院の外来へ受診したらバイデックスを処方され… 日本で入手できるなんて知っていたら、保険の効かないアメリカで大金払って買ってこなかったのにぃ!

2. 継続の困難
サンフランシスコの先生に「時間通り飲めます!」と言っては見たけど、やっぱり時
間通りの服用はキツイかった。休みの日でも薬の時間で寝坊できないし。出掛けた時に薬を忘れて途中で電車を降りて家に取りに戻ったりした事もあるし、旅行へ行った時に計算を間違えて少なく持って行き、彼には内緒で一回分を少な目に服用したり… 耐性が出来なくてホント良かった。薬自体はインディナビルの副作用で会社でゲーゲー吐いていたりして周りから「?」と思われて居たり、噛み砕いて服用する巨大なバイデックスの味に馴染めず「ダメ」と書かれてあるジュースやスポーツドリンクで誤魔化して服用し、服用時間の関係のため会社で更衣室に隠れてガリガリ噛み砕いて飲んでいると「なに食べてるんですか~?」と後ろに同僚が居たり。汗
この2種類を後に認可された薬に変更したけど、その組み合わせも副作用のため2回目の変更。その後5年近く不可もなく服用出来ていたのに、他の組み合わせの「脂肪が胴体に集まる副作用のリポジストロフィーに成り難い」と言うことと「一日一回の服用」に惹かれて今年の7月末に3度目の変更… 今また酷くはないものの新たな副作用と一緒に生活しています。

初期の頃、副作用で苦しみ「もう死んでもいいから服用をやめたい」みたいなニュアンスでパートナーに話したら泣かれてしまい、それ以来「やめたい」と時々思う時もあるけど、一人取り残された彼の事を考えると… もし僕が彼だったらと考えると、薬やめられません。
(ひろのぶ)

投稿者 member001 : 10:54 | トラックバック (0)

メディアのあり方

昨年のJR西日本による大事故。今日、その問題についてテレビで触れていました。多くの犠牲を出してしまったとても悲しい事故でした。そして、多くの犠牲であることで、人々の関心は強く、どのテレビ局でも取り上げていたのを覚えています。
遺族の方の悲しげな姿はやはりみていてもつらいものです。でも、その一方、昨年事故直後のことを思い出します。

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投稿者 toshi0014 : 13:59 | トラックバック (1)

テーマ「セイファーセックスを考える」

予防とセーファーセックスは皆抱えている問題。でも実際、どんな風に実践していけばよいのやら?
そこでは、ポジティブたちが自分たちとセーファーセックスの問題について座談会をおこないました。
ご意見ご感想よろしく!


○「私」が楽しくセックスをするための手段
進行▽まずは、ゲイのセックスを肯定するという、当座談会のテーマの入り口として「セイファーセックス(以下SS)とは?」という話題から始めたいと思います。一足飛びに、エイズ/STD感染予防のためにSSをする、という結論から始めるのではなく、SSを考えることでどのようにすればセックスや生活のクオリティを上げていくことができるのか、にもつながる話として考えていければと思います。
A▽僕の場合、SSといってまず連想するのは、やはりコンドームを着けるいうことかな。ゴムを着けることで、感染していない人でも、PHAとセックスができるようになる。SSの根底には、本来みんなが平等にセックスを楽しむという考え方があるじゃないか、と思うのだけど。その点では、SSは、セックスについてすごく肯定的だと思う。
D▽理屈のうえでは、SSに、セックスの相手は関係ないよ。基本的にSSとはセックスを楽しみたい人同士が、各自の責任で、自分のリスクをどこまでひきうけることができるのか、を考えてするためのものだから。
B▽そうなんですよね。相手が誰だからということではなくて、あくまで「僕」がセックスを楽しくやるための考え方。
D▽SSは、感染していない人が感染予防をするためのものだけでないのと同じように、感染していない人が、ウィルスを持っている人を楽しませるためのものだなんてこともない。
進行▽確かに、SSにおいて、「感染者」というのがものすごく大きなウェイトを占めているように思われている部分もありますが、実際には、問題を作り出している一部でしかありませんよね。誰が感染者で、誰が感染していないか厳密には区別できない以上、SSとは各自が各自の責任でセックスを楽しむためのもの、ということになってくるのでしょうか。
C▽ただ、PHAの立場から言うと、「自分の身は自分で守るために各自が自らの責任でSSをする」という考え方は、少し負担な部分はある。現実には、みんながみんな自立した個人として、同じようにリスクについて考えているという状態ではないから。

○「セイフ」ではなく「セイファー」。
C▽「ゴムをすればPHAともセックスできますよ」という言い方には、もうひとつ見落とされている点があると思うんだ。「SSすれば、絶対に感染しない」という高をくくる思いが、その背後に隠れているわけでしょ。
進行▽そうですね。どんなセックスをしても、「セイフセックス」ではなくて、あくまで「セイファーセックス」なんだということですね。
C▽タチの立場で言うと、ゴムが破れて精液が出ちゃったってときに責任は誰にあるの?ということを想定すると少し怖かったりする。ゴムだからOKっていうのは、統計的にはそうだけれど、ゴムだって破れることがあるから。
D▽アナルセックスにしても、フェラチオにしても、相互オナニーにしても、どんなセックスにも、必ずリスクがあるということからスタートしないと、セックスは楽しめないと思うのね。
B▽そのことを考えないよう、考えないようにしてセックスをすると、どんなにたくさんセックスを経験しても、不安ばかりが高まっていくと思うんだ。

○SSの基準を選ぶ
進行▽それでは、リスクを引きうけて、セックスを楽しむためにはどうすればよいのでしょう?
D▽これは、自分の中でセックスに対しての基準を作っていくということだと思う。
A▽セックスに対しての基準、ですか? 
D▽たとえば極端なことから言えば「恋人となら、ゴム無し、中出しでも私は満足できる」という人もいれば、「タチは生でアナルをやるけれど、ウケはゴムを着けて」という人もいる。もちろん「相互オナニーしかやらない」という人もいるよね。こんな感じで、SSにに対する基準って人によって違っている。本当に大切なのは、基準がどのようなものなのかということより、その基準を自分で決められるかどうかの問題なのよ。こういうセックスをしなさい、ということを人からおしつけられるのでなくてね。
A▽僕の基準は、アナル・セックスのウケでは、誰に対してもゴム。フェラチオをするときには、生でくわえても、精液は絶対に口では受けない。それが自分にとっての基準になるのかな。
進行▽各自、SSの基準というのは違っているようですね。何のために基準を設定するのか? このことを考えたうえで、まずは各自が自分でセイファーセックスの基準を設定してみる。そこらへんに、自分を考え、セックスを豊かなものにするヒントが隠されているのかもしれません。

○SSダブルスタンダード
進行▽ところで、SSとは、相手が誰かということを考えながらするものではないということでした。けれども、相手がPHAであること、あるいは自分がPHAであるということはSSの行動にまったく関係ないのでしょうか?
C▽これは自分の体験なんだけど、チャットをしていて、「SSとか気を使っている人?」ってきいたら、「うん、すごい気を使っている」て言う返事が返ってきた。それから、すごく盛り上がって、「実は俺、HIV+なんだけど?」って伝えたら「それってエイズということ?」という答えだった。少し違うのだけど、長々と説明するのは面倒くさいから、「簡単に言えばそういうことよ」って答えた。「えっ!! じゃあどういうふうにしたら感染しないのかな?」って聞いてきた。「お前さっき、SSに気を使っているって言っただろ!! SSについて何も考えてないじゃない」(笑)と思った。
D▽チャットでのそういう経験、私もある。
C▽未感染者にとっては、通常のSSの意味と対感染者に対するSSの意味が全然、違うみたい。これは、その人だけの特殊なケースでなくて、すごく一般的な思考回路みたいだけど。
進行▽そうですね。ハッテン場でのセックスにしても、自宅のベッドでのセックスにしても、今、そばにいて一緒にセックスをしているその相手が、PHAだとは少しも考えていないのに、「感染しない」ためにSSをしているというのは、よく考えると滑稽な話ですよね。
B▽SSを実践することばかりに気をとられて、行動がぎこちなくなったり、相手を気遣うことを忘れてしまったり、自分が気持ち良くなれなかったりということがあるなら、そこには何かが欠けていると思う。
D▽SSをするということで、「私は安全なんですよ」というアピールをすることになっているのに対して、SSをすることで、「私も安全なんです?」と返しているのにすぎない。
C▽なんとなく「病気」がうつらないようにしているだけで、PHAが存在しないという前提で行われているセックスって案外、多い。
A▽自分は、ハッテン場でセックスするときにも、パートナーとやるときにも、アナルセックスでは、コンドームをしてきた。セックスといえばアナルセックスってわけじゃないけれども、アナルをするということになれば、ゴムは絶対に着けるし、相手にも着けてほしい、これは、自分の中の約束事としてあった。だから、パートナーがこの前、「生で入れてもいい?」と提案してきたときには、すごく驚いたし、なぜか気持ちも揺れた。本当は驚く必要なんてないはずなんだけど。もしかしたら、うちは浮気自由だから、パートナーも可能性としては、って、頭をよぎったのかもしれない。でも、何に面食らったのか、まだ、つきつめて考えてはいないけど……。結局、そのときはゴムを着けてやった……。
進行▽ある程度、セックスを楽しむ相手がPHAかもしれないという簡単な想像が働くようになることも、セックスを豊かにする方法かもしれませんね。

○SSの水準を切り替えること
C▽ただ、相手との初めてのエッチのときなど、SSを実践しているとそれまで言っていた人が、こちらがHIV+だといった瞬間に、いきなりSSの水準を切り替えることは、すこし滑稽な部分はあるにしても、その気持ちはよく理解できる。実際、そういうことには、慣れているし。むしろ、その方が気持ちとしては楽な部分はあるかな。相手がこちらのことを知っているとSSについて自分の負担が減るような気がして。
B▽僕も、いきなり切り替えるということはないけど、、行為がどうしても影響されてしまう部分はある。あらかじめ相手がPHAであることをこちらがわかっていて、セックスする場合と、わからない場合とでは、セックスでやる行為は違う。例えば、わかってない場合、口内射精は受けても、PHAだとはっきりわかってる場合には口では受けないとか。
進行▽PHA同士のセックスでも、SSの水準を切り替えるということがありますよね? 一般的な話として、PHA同士でセックスをする場合、「何の薬飲んでいる?」という情報交換をして、どういうセックスをしようか、とお互いにSSについて話す。そうしないと、もし精液や血液を通して薬に対して耐性を持った強いウィルスが体内に入ってしまうということがあります。
C▽情報交換をするのは、あくまでも、どうすればセックスを豊かにできるかを話しあうためなんだよね。俺も、相手が耐性ウイルスを持っていることがわかってたりすると、水準を上げてセックスするかな。
D▽私の場合、水準あげないこともあるかな。
A▽SSしないということですか?
D▽SSをする水準が、自分と相手との親しみの度合いによる、ということ。仮に、セックスをする相手のことを良く知らないで、相手も、私がPHAであることをまったく知らないような状況だったら、恨まれたくないから水準を上げたSSをきっとする。でも、互いにPHAだとわかっていて、そして相手が耐性ウイルスを持っていたとしても、生が好きだったら、まあ、仕方がないかなということもありうる。

○絶対コンドーム?
D▽あるときに、同じPHAとエッチしたことがあった。そのときのセックスが、すごく良くて途中でゴムが破れてしまったのだけど、自分のウィルスが相手に行ってもそれは相手の問題だし、相手のウィルスが自分の方に来てもそれは私の問題なんだと割り切れた。要するに、SSって自分の体をどういうふうにしたいのか、というのが大切なところなんだと思う。たとえば「健康体」を維持したいのか? 「ちょっとくらい病気もらってもいいのか」という話で。
B▽僕も、SSについて、十分に話し合える相手と、お互いに同意して生アナルをすることがある。もちろん、アナルにこだわらなくてペニスをしごきあって射精にいざなうセックスを選択するのもリスクマネジメントの1つなんだけれど、アナルセックスが一番好きっていう人たちだっているし、今日はアナルセックスをやりたいときだってある。コンドームを使わないことのリアリティや、自分の生でやりたいという気持ち等を、そのリスクと秤にかけて、あえて生でやるということはあるね。
D▽生でやることもあるし、ゴムつけることもあるっていうことじゃないのかな。
進行▽もちろん、これは不特定多数とのセックスは絶対にゴム、恋人だから生でもOK、という単純な話でなく、ということですね。
D▽それぞれが自分のセックスについてしっかり考えているなら、すべてを一緒にして、どんなときにも絶対にゴムを着ける、というのは、すこし窮屈に感じる。僕は、セックスの中では、基本的にアナルのウケが一番気持ちよい。そのとき、ゴムに関しては相手まかせだから、自分から相手にゴムを着けてとは言わない。
C▽けれども、PHAのゲイが、コンドームを使わないで生でセックスをしているというイメージは、ものすごく否定的なものがある。 そんなこと言おうものなら、極悪非道な行為としてまわりから非難されるような雰囲気ある。俺の場合はね、セックスをするとき、PHAである自分がなんとなく率先してSSせざる得ない雰囲気を感じている。PHAだからって期待されて、何かを背負わされた状態でセックスをしないといけないというかさ…。
D▽それこそPHAだっては一人一人違うのだし、百人いれば百通りある。そんな勝手なイメージを一方的に押し付けられても迷惑な話よね。

●イメージ▽「セックスなしの感染者」と「セックスのみの感染者」の間で

○セックスをしないPHA像
進行▽この座談会は、すべてのゲイにとって、セックスを豊かにしていくことはとても重要である、という前提に則ってみなさんと話してきました。当然、同じゲイである以上、PHAのゲイにとっても、その前提はあてはまるのですが、現実には、PHAであることがわかるとなかなかセックスを楽しめなくさせられてしまう。その原因のひとつとして、まわりが、PHAに抱くイメージの偏り、というものがあるのではないでしょうか?ここでは、そのような、PHAが十分にセックスを楽しむのを邪魔しているような「PHAのイメージ」について話せたらと思います。
A▽イメージという話でいうと、「感染者ってセックスしないのかな」というイメージは多少あるかもしれないです。
C▽感染を知ってから、数年間、セックスを1回もしていないという人の話もある。もちろん、俺はセックスも楽しみたいし、ハッテン場にも行くようにしているけど、そういうイメージが足を鈍らせている部分はあるかもしれない。
進行▽あるPHAが行きつけの病院で、ハッテン場で梅毒をもたいました、と相談したら、いきなり医者に頭ごなしにどなられた、いう話を聞いたことがあります。PHAがセックスするのは怪しからんという気持ちが、その医者にあったから、そのような態度をとったと考えることもできると思いますが。
D▽まさか、セックスしちゃダメとまでは、思っていないかもしれないにしても、PHAに予防だけはきちんとさせたい、と考えている人は医療の場以外でも多いよ。「あなたたちは性感染の病気なんだから、性行動に関して、ちゃんと気をつけなさい」って。他人まかせなのよ。二次感染を防ぐように世の中に訴えていくことが、PHAの存在意義だといわんばかりね。
C▽どんなときにも、感染していない人にうつさないように気を使っている。自分から感染を告げて、SSを率先してやる。特定のパートナーがいて、ハッテン場なんて行かない。そして病気にも負けないで、明るく健気に生きている。あえて言葉にするとね、俺が感じている、理想のPHA像とはこんな感じ。
B▽ずいぶんと、口当たりがよくて、都合の良いイメージですね。
D▽SSをする/しないが、PHAを判断するうえで善悪の問題になってしまっているのね。

○セックスだけのPHA像
D▽SSをするPHAが「見本的な良い人」だとするならば、「悪」というのは、「ハッテン場で生でヤリまくって、ウィルスをバラまいている感染者」というイメージになりますね。あくまでもイメージの話で、根拠がないにしても、「ウィルスをバラまく感染者」という風評はよく聞きますね。
B▽そういうイメージというのは、もとをたどっていけば、コミュニティのゲイが抱えるセックスに対する不安に行きつくのかもしれない。同性とセックスをしたいのだけど、同性に向かうそんな欲望は社会で否定されている、そんな後ろめたい気持ちが、顔を持たない凶悪な感染者の姿を借りて、表に出たのかもしれない。
進行▽こういう現象は、少しもpro-ゲイではありませんね。
C▽今よりもっと、雑誌などのメディアで、「普通に」生活し、「普通」にセックスもしているPHAの姿や体験が、紹介されるようになって、従来のイメージがずらされていけば、もう少し楽になるんだけどね。ときどき、いろいろな感染者像を自分で勝手に背負ってしまっているような気がして、息苦しくなることもある。ウィルスをばらまくためにセックスをするのでなく、楽しむためにセックスをするPHAのイメージなんて今のところは、ほとんど流通していないから……。


●ハッテン場で

○ハッテン場での告知
進行▽わたしたちゲイには、「ハッテン場」という豊かなセックス文化があります。そこでゲイは、自分の欲望に向き合うことを通して、「わたしたちみんなの欲望」にも対面するチャンスを持てるのです。しかし、ハッテン場を巡る現実として、結果として、同じゲイである、PHAのゲイを、目に見える形にしてハッテン場から排除しようとすることになるような議論もありますが。
D▽ハッテン場でPHAが、SSをしないから感染が広がるんだ、ということはよく聞くけど、自分だって誰からうつされたわけでしょ。ハッテン場で私が、感染したとき、そこに来ていた人で実際に何人か心当たりはいたんだけど、相手に対して怒りをもったかといったらそれは持たなかったんだよね。これからどうしよっていう気持ちはあったけど。自分が結局そういう行動をとれなかったんだからというところで落ち着いたんだよね。
進行▽セックスをした相手が「誰か」という問題でなくて、SSという「行動」の問題であったということですね。
C▽相手が感染者かどうかに関係なく、ハッテン場にいる誰もが、自分のセックスに責任を持って、行動できるというのは理想。でも、個人的にはハッテン場で、感染者だということを告知したうえでセックスできるならば、その方が楽かもと感じる部分も一方ではあるんだけど…。相手が知っていると、こちらのSSの負担が軽減するような気がして…。
A▽実際に、ハッテン場で、告知しているのですか?
C▽もちろん実際には、告知しないことが多いよ。だって、そんなことしたら出会いの機会自体を喪失するんだもの。告知できるようになるためには、自分の中で収支があってなければできない。
A▽それは、そうですよね。
C▽長期的に付き合うということが視野に入ってくる場合なら、いずれかの時点で相手に伝えるけど、ほとんど言葉を交わすことのないハッテン場でいきなり告知するなんてことはない。

○頭ごなしの否定
C▽実際に、ハッテン場で知り合った人と、セックスをした後で告知をしたことがあったんだけど、反論することすら封じ込めるくらいの勢いで否定された。
B▽どんなことを言われたのですか。
C▽言わないでセックスをして罪の意識を感じないのか?という感情的な言い方だった。彼の中では、PHAが告知するのは常識的なことだった。
A▽誰も、ハッテン場で、住所、氏名、生年月日など全部名乗ってセックスをするなんてことないのに。感染の有無だってプライバシーに属するわけだから、それを公表してセックスしろなんて一方的ですよね。
C▽とりあえず、その人は後日、検査をして陰性だったから、まあいいや、みたいなことを言っていて、怒りの気持ちが収まったようだったけれども。
A▽そのときのセックスは、いわゆるリスキーな内容のセックスだったのですか?
C▽そうじゃなかった。そのことを説明するんだけど、全然聞かないんだよね。「やっぱり言わないのはずるい」とか言って取り付く島もない。

○他人任せのエピソード
D▽これは聞いた話なんだけど、感染していない人と、感染している人がハッテン場で出会った。感染していない人は、感染者の方から自分でコンドームを着けるものとばかり思っていた。かたや感染者の方も、感染してしていない人こそコンドームを着けるものだと思っていた。
進行▽お互い、相手が着けるものだと思っていたということですね。
D▽そう。それで、何が起こったかというと、相手まかせで、感染の行動が起った。
C▽互いに、セックスの相手が、言ってくれれば安心だ、きっと相手は大丈夫だという思いこみがあったわけだね。
D▽このエピソードから、SSに対する何か教訓を引き出すとするなら、自分の健康というのは自分で守らなければいけない、相手がどうかではなく、自分がどうかということを本人が守っていかないと、人任せにしている限りは予防につながらないということ。
C▽セックスに関してリスクがあるかないかということではなくて、セックスをしたらリスクがあると思わないと。
B▽でも多くの場合、それらは、共有されていないよね。みんなPHAのせいにされることが多いから。

●PHAもセックスを楽しめるpro-LGな環境とは?
進行▽PHAのゲイも、ゲイとしてセックスを楽しめるような環境であるかどうかが、コミュニティが自らのセックスライフにきちんと向き合っているかの指標、あるいはゲイとしてのセックスを肯定することでゲイの側にたっているのかのの指標だと思います。ここでは、「PHAもセックスを楽しめるpro-LGな環境とは?」ということを話しあうことでまとめにかえたいと思います。
D▽感染がわかったときに思うわけじゃない。「自分はもう2度とエッチできない身なんだ」と。そのとき誰が助けてくれたかといったら、それは、当時の恋人であり、まわりの人たちだった。「自分はもう恋愛できない」と思っていたら、「がんばってでも、恋愛をしましょう」という人が現れたり、あるいは「ゴム無しでセックスをしましょう」という人が現れたり。誰が僕を育ててくれたかと言ったら、いわゆるコミュニティの一員の人たち。だから、コミュニティがPHAを育てるというのはあるんだよね。
C▽現状では、PHAが同じようにセックスを楽しめるような環境にはまだまだ、というのが実感かな。未感染者に比べると告知する/告知しない、とかいろいろ考えきゃいけないし時点でハンディを負っているし、セックスの相手がSSのことを知らないことも多いから、1から教えなきゃいけなかったりとか、気をつかわなければいけない場面は多い。これらを、「気を使わなければならないこと」がPHAの側にはたくさんある、というような言い方をしてしまうと、何かが覆い隠されてしまうのだけれど……。
D▽それは、相手に対して申し訳ない、という意味での気の使い方ではなくて、自分が重たい思いをしたくないから気を使わせられるというのことでしょ。私の場合、その結果によって起こることを背負いたくない。「(感染のことを)何で言わなかったのか」って言われたくもない。PHAだとわかった瞬間に、思いのたけを全部ぶつけてくる未感染者がいるんだよね。そんなこと重過ぎるし、一人で考えてくれって思う。私がなんであなたの分の負担までかかえなくてはならないのさ。それはあなたの問題でしょう、って。
C▽今の現状ってPHAが全部の責任をおわなきゃいけない。
進行▽PHAがセックスを楽しむうえで魅力のあるコミュニティが絶対に必要ですね。
D▽そう。みんなが、もっとセックスについて考えてって言いたい。いいか悪いか別として、PHAは感染がわかった時点でいろいろと考えさせられる。自分たちがゲイだってわかったときに考えるのと一緒で。いろいろ考えたあとに、「感染者こそセックスに配慮しろ」って言われると、ガクってなるんだよね。こっちはさんざん考えてるんだから、あなたたちが考えてって言いたい。
B▽自分のセックスについて肯定的に考えてないとセックスについての不安って膨らんでいくものだよね。
A▽これまで実際に僕は、いろいろな方法で、セックスを楽しめている思っていました。だからこそ、感染するということに対しては、人一倍リアリティを持っていると思っていたのですが、今日、あえてSSしないということも視野にいれて話してきて、エイズという視点を自分のセックスから一生懸命に排除しようとしていたのかもしれません。そんな感じだから、いまの私にセックスについてもっと考えましょうということになると、自分で考えるよりは、まずは答えを先に教えてくださいという精神状態になってしまっている(笑)。もっとゆっくり考えていきます。
D▽理想として、コミュニティにこれから目指していってほしいのは、PHAが楽しめるというか、PHAが行っても「あなたPHAなんだ」って、そんなことをこちらが気にしない、「もしかしたら周りが自分のことがわかって避けているんじゃないか」とか、そんなことを感じさせないセックスの環境かな。
進行▽そういう環境を目指していくということは、結局それがPHAだけに限定される問題だけなくて、各自がセックスを肯定すること、ひいてはゲイのセックスを肯定することにもつながるのですね。。
D▽そこに参加しているみんながリスクマネージメントできる状況で、お互いに自分のリスクは自分で考えてセックスを楽しんでいるんだということがわかる場所。そういう環境こそ、ゲイとして自分のセックスを楽しむことができて、一番いいんだと思う。

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投稿者 member001 : 22:15 | トラックバック (0)

ポジティブ・ゲイ・スタイル『僕の家族』

●家族を迎えに
8月上旬、待望のラブラドールの「長男」を片道3時間かけてお迎えに行ってきました。生後20日目に会って以来、約1カ月ぶりの再開。覚えていてくれたのか、単に誰にでも愛想が良いのか飛びついてきてくれました。でも、事は上手く進まないもので…

●飼い主に似て病弱?
ブリーダーから引き取る際に「背中に湿疹ができているからシャンプーしてあげてくださいね」なんて言われていた湿疹が、数日後には他の部位に転移してきて、胸と首筋・両前足の脇の毛が抜けまくり。獣医に連れて行ったら「真菌と雑菌が原因の皮膚炎」「歯が茶色いけど抗生物質を使ったって聞いてない?」との事。僕の両肘の内側にも赤く湿疹が…

仲介業者に病状を連絡し、業者を介して話し合った結果「一旦返して、治療してから再度引渡し」と言う事に落ち着きました。ブリーダー曰く「水遊びをした後にきちんと乾かさなかったからかも」。抗生物質も「咳をしていたから使った」事が判明。具合が悪かったら使っても良いけど、飼い主が決まっているんだから報告ぐらいはして欲しかったな。

約10日後に一回り大きくなって祝・帰還!のはずだったけど、なんか臭い… 遊んでいる最中に何気なく耳の中を見たらまっ茶色。ティッシュで拭って嗅いで見たら物凄い匂い。再度獣医に受診したら耳ダニ…

なんだかなぁ…溜息。健康な子が欲しかったから、どんな環境なのか、親犬も見たいっ事で、わざわざ見学に行ったのに。ブリーダーって言っても結局はアンタ達見せ掛けだけで、中身はズブの素人?犬の繁殖は金のためね?と落胆。いまでもどんどん生まれているみたい(苦笑)。
今は耳の薬、再発した湿疹の薬、湿疹のためのシャンプーで治療と薬漬けの長男。ポジも薬多いけど、この子も大変! 飼い主に似るって本当なのかもね。
毎朝5時前に「ウンチ」コールで起こされても、オシッコの失敗が多くても、あま噛みがひどくても、薬漬けでも、アンタが世界で一番可愛いわよ。すでに親バカ状態。だけど、感染がわかったころは、犬を飼って、こんな気持ちになるなんて思ってもいなかった。

でも、いくらアタシがオネエさんだからってマウンティングをするのは止めてよね。アンタにボスの座を譲るわけないし。
(佐々木弘信)

投稿者 member001 : 22:12 | トラックバック (0)

実践的なエイズ予防教育

今回、同窓会を持った意味、それは、ただ、昔の旧友が懐かしんであっていただけではないと思います。
これまで、きっと、打ち明けられずに同窓会に出席している感染者・患者はいると思うけど、社会に公表して、誰もが知っている状況で、同窓会に参加している感染者は、日本のなかでは、僕くらいかもしれないですね。(あるいは、ほんの一握り?)
でも、これって、とっても画期的なことですよ。講師として感染者・患者を呼んで話を聞くことはあっても、同窓会で集まった一人が感染者であり、友人であり、そして、その事実を誰もが知っているということを考えると。

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投稿者 toshi0014 : 01:04 | コメント (1) | トラックバック (0)

なにが、今、求められているのか...

今、性行為による感染症が増えています。そして、HIV感染も。その多くは20代、30代を中心とした世代ですが、10代にも、そして、40代・50代にもその傾向はあるようです。

今、なにが求められているのかを感情論や個人的な思いで方向性を決めるのではなく、専門的な立場の人たちが緊急に集まって議論するべきではないでしょうか。

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投稿者 toshi0014 : 13:39 | トラックバック (0)

テーマ「パートナーナーシップ2」

今回は前回に引き続きパートナーシップ2組目のご紹介。少しうらやましくなりますね~。
どうやったらこうなれるか、なんていう考えもありなので、掲示板に書き込みお願いします。
それでは2組目のカップルインタビューです。

■ふたりはフェロートラベラー(同伴旅行者)
■プロフィール
・【ユウイチ(仮名)】7年前に感染を知る。体調が悪くなり入院した病院で感染がわかった。
・【トム(仮名)】日本にきて16年のアメリカ人。
【PNS歴】付き合って13年のカップル。
【同居】現在は郊外に家を買い、二人暮しをしている。
【きっかけ】:「雑誌の文通欄」英会話のサークル
【コミュニケーション】日本語と英語が半々。
■大見出し:感染がわかったときのこと
■小見出し:突然の入院
●HIV感染前後の頃の話ですが、最初に体調が悪くなった頃の話から教えてください。
・ユウイチ:96年に★、アメリカに旅行に行ったんですけど、標高3000メール位のところを走っていた汽車に乗ったときに、急に身体がだるくなって。最初は高山病かな?みたいな感じだったけれど、その時が体調の悪くなり始めた最初。
・トム:砂漠にハイキングに行ったときでも、景色が素晴らしかったけれど、あまり奥に行きたがらなかったのでびっくりした。
・ユウイチ:そのときから少しずつおかしくなっていたのかな?最初は緩やかに少しずつ悪くなっているかな、みたいな感じだったけれど、最後は急にどんどん悪くなっていった。
●トムさんにとっては、突然に入院したように思いましたか?
・トム:若いから最初は何でもないと思いました。感冒とかで、すぐに治ると思っていました。重い病気とは全然思わなかったです。
・ユウイチ:呼吸すると深く呼吸ができなくて、結局入院したんだけど、最初の病院でもわからなくて、それから違う病院に転院させられて、そこで内視鏡の検査をさせられた。調べたらカリニ原虫がいましたと言われた。カリニ原虫がいるから、もしかしたらHIVに感染している★かもしれないから「抗体検査していいですか?」ということになった。
●そのときの気持ちは?
・ユウイチ:個室に呼ばれて、カリニ原虫が見つかりましたけれど、と言われたときには、ああ……という感じで。その告知を受けてトムが帰っている★時間を見計らって電話かけて、「カリニ原虫が見つかったから、HIVかもしれない」ということを伝えた。
●それを聞いたときにはトムさんはどういう気持ちに?
・トム:全然想像しなかった病気ですからね、ショックでした。以前にも、自分たちの知り合いの感染者のことを何回も話しあったことがあったけれど、そのときには自分たちの内の一人がそういう病気であるなんて、想像がつかなかったです。すごくびっくりしたけれども、それと同時にかわいそうと思いました。病気があるからかわいそうというのではありません。当時のことですが、病名を聞いて「泣き出したい」とユウイチは言いましたけれど、「泣き出せない」ともいいました。病室には周りの患者がいましたので。
・ユウイチ:そのときには4人の普通部屋に入っていた。
・トム:私もいなくて、感情を抑えているようでした。そういう意味でかわいそうでした。
●入院中の病院ではどういう話をしていましたか?
・トム:もちろん、すごく心配していました。ただアメリカでも、日本でも、そういう病名のある人と付き合いましたので、恐怖は全然なかったです。今日は何を飲みたいとか、何を持っていけばいいか、とかそういうことを考えていました。
・ユウイチ:いつも野菜ジュースって言っていた(笑)。
・トム:病院にいるときには売店に買い物に行ったり。できるだけ(相手を)楽にしようとしていました。

■小見出し:友人への告知
●入院中、友人に告知されたそうですが?
・ユウイチ:入院しているときに、まず関わっていたサークルの友人にカミングアウトした。
●その方とはどういう話をしたのですか?
・ユウイチ:彼は、病室に何回か電話をかけてくれていた友人だった。最初は病名を言っていなかったから、「先生たち何をしているのだろうね。何で病名がわからないの?!」みたいな感じで怒っていた。そこで病気のことを言った。わかってくれるかなということは思っていたし、ずっと怒らしておくのも悪いと思ったから(笑)。「病名はこれなんだ。これからも友達でいてくれる?」とか言ったら、なんか黙っちゃって(笑)。でも黙っていたのは、びっくりしていたのだと思う。その後も変わりなく、仲良くしてくれているし、病院にお見舞いにもきてくれたし。今のところ、カムアウトした友達で拒絶されている人は、ひとりもいない。
●トムさんがパートナーの感染のことを他の人に話したのは?
・トム:ユウイチと私はお互いにひとりぼっちだったと思います。家には誰もいなくて、私も話し相手が欲しかったです。ユウイチに相談して、自分たちがパートナーであることを知っている異性愛者女性の友達の一人に感染のことを言って良いかといいました。「大丈夫★」とユウイチは言いました。そして、その人に話をしたら、「最近、ニュースで新しい治療薬ができた」ということを聞いたと聞いて、それで希望が持てました。ただそのとき新しい治療についてはどこに行けばよいのかも、全然知らなくて、そのときにアカーに連絡したのです。
・ユウイチ:そのときアカーはバンクーバーのエイズ会議に出席した後だったんだよね。
●それでトムさんは当時日本では手に入らない、新薬のために単身アメリカに行くことになったのですね。
・トム:(渡米にあたって)主治医★から検査の結果などのメモをもらっていました。主治医のメモ★は、私が外国人であることを知っていたのにすごく汚い字で書いてありました。それが逆に自分たちを支援しようとしていないように、裏切られたように感じました。

■小見出し:退院~落ち着いて
●感染を聞いたばかりの頃に比べて、その後いろいろな人に会ったり、アメリカにカクテル療法の治療を受けにいったり、情報を得たりして、そのときの気持ちはどのようになっていましたか?
・トム:最初、ユウイチは泣き出すことができなかった。私も誰も周りに友達がいなかったので、気持ちを抑えました。友達に会うとき、その感情がすべて出てきました。そういうこともあって、その頃は、私もようやく落ち着くことができました。
●ユウイチさんのその頃の気持ちは?
・ユウイチ:最初に具合が悪くて病院に行ったときには、もう死んでしまうのかな、とか思っていたけれど、退院する頃になって肺炎も治って、その後カクテル療法をはじめて、その3ヵ月後にサンフランシスコに行って検査をしたら、ウイルス量が検出限界以下になっていたから、それ位から少し心の中が落ち着いて生活ができるようになったかな。でもまだその時点では何年後とかそういうのは全然考えてなかった。

■大見出し:日常生活にもどって
■小見出し:会社を退社
●日常の生活に戻ってから、会社にも復職されるわけですが、薬を飲む時間の制約や通院の頻度の関係から結局、2年後会社を辞めることになったというお話でしたが、退職するときにはトムさんには?
・ユウイチ:ただ「辞めるから」って★言ったよね。
・トム:これからはユウイチが毎日家にいるので、嬉しかったです(笑)。会社をやめても、趣味がなかったら困るけれど、ユウイチにはいろいろな趣味があります。料理をするとか、音楽を作ったり、毎日、毎日、退屈な毎日ではないですね。そういう面では問題ないですけれども、ユウイチの会社の態度がよくなかった、ということが残念でした。テレビで、ある会社に勤めている日本人が理解してもらっていたのを見たので、ユウイチも同じことができるかなと思いました。けれども、自分たちの家が都心から遠いからか、そのような会社も少なかったのかもしれません。
・ユウイチ:会社辞めてからCD4とか目に見えてグンとあがった。会社でも陰で色々と言われているのを何回か聞いてしまったことがあるから、ストレスになっていたと思う。

■小見出し:今の状態がこのまま続くのではないか
●現在、定期的に行っている病院のデータの話は2人で共有して話したりはするのですか?
・ユウイチ:病院から帰ってくると、今回はいくらだったと、絶対に言うよね。
・トム:新しい薬が出てくるから、これからも今の状態が、このまま続くのではないかと思いますね。ちゃんと薬を飲んでいるので、心配はほとんどないです。
■大見出し:将来のこと
●今後のふたりの将来について、興味をもっていることは?
・トム:旅行、列車、料理、ハイキング、大自然、音楽……。旅行だけでなくて旅行の準備がすごく楽しいですよ。いろいろな国について調べたり。私は英語がしゃべれるので外国のホテルの予約をします。ユウイチはインターネットで列車の時刻確認をします。チームワークですね。
・ユウイチ:自分としては、何年後という将来★は特に考えていない。
・トム:今のところ予定はないけれども、夢でヨーロッパに住むことを考えていますね。それに日本の永住権を申請しました。それをもらったら、京都とかに住もうかとも考えています。それも夢だと思いますけれど、夢としてそういうことを想像していますね。ただユウイチは、今のふたりの生活で満足しているでしょう?
・ユウイチ:うん。
・トム:ふたりとも旅行が大好きだから、次の旅行どこに行くか考えたり。
・ユウイチ:だから何年先とか考えるのではなくとりあえず、次の年みたい考えている。
●最後ですが、HIVによって色々な人と知り合いになったり、薬についての情報を得てアメリカに行くことになったり、HIVがお二人の生活の中に入ってきていると思うのですけれど、HIVがないパートナーシップを想像できますか?
ユウイチ:むずかしい質問。感染がなかったら、まだずっと会社に行っているだろうし……。何だろ?
トム:HIVでふたりの結びつきが強くなったとは思いますけれど、(感染は)家を買って一緒の生活を始めてから後のことなので、パートナーとの関係がしっかりしていました。感染が最初の6ヶ月間だったら変わっていたかもしれないけれど、もうすで3年間たっていたとか、家を建てるためのことをパートナーと一緒に色々とやってきていましたから……。
ユウイチ:感染して、パートナーシップそのものには、そんなに変わりはないのかもと思うけど。
トム:変わったことの一つは、私は旅行が大好きですけれど、ユウイチが働いている間は長い休みをとれなかった。今は2週間の旅行にいけるからよかったと思います。ユウイチの将来のことを考えるとユウイチは働いた方がよいと思うけれども、ふたりのパートナーシップのためにはユウイチは働かなくてもいいと思う。(ソファーを示して)テレビ番組や映画も家で、ユウイチと一緒に見ます(笑)。

投稿者 member001 : 22:07 | トラックバック (0)